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VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


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948/3918

948:主も触ってみよう。

「という訳でアヤメさんを連れてきました」


「どういう訳かな?」


 お姉ちゃんが一応ツッコみつつ、素直に場所を開ける。

 まぁ普通に聞こえてるし、聞こえてなくても察せるよね。


「触りやすい様に、上を向いていただけますか?」


「はい」


 素直に左上を向いて、左手を顔に当てるシャルロットさん。

 まぁあの位置からだとローアングルのアップだし、ちょっと恥ずかしいかもね。


 あ、あとうっかり下を向いてぶつかったりしない様にってのも有るのかな?

 ちょっとだけ押さえてるっぽいし。




 シルクがシャルロットさんの首元に近付いて、動きやすい様にアヤメさんを少し持ち上げた。

 うん、地味な気遣いの出来る良い子だな。


「それじゃ、触るよ…… って聞こえないか」


 その位置なら大声で言えば聞こえそうだけどね。

 ここ、雑音も無くて静かだし。


 ……たまーに壁の方から何か聞こえるのは、スルーしておこう。

 私の横から聞こえた時にジェイさんがこっちをチラッと見てくるって事は、多分わざとなんだろうし。


 ツッコミ待ちなのか何かの罠なのか知らないけど、引っかからないからな。多分。



「では、触りますね」


「はい」


 ……今シャルロットさん、頷きそうになったな。


「さて…… おっ?」


 手を伸ばしたアヤメさんが、早速何かを感じた様子。

 今度はどんな変な事が起きたんだ。


 ……【妖精】のやる事じゃないんだから、まだまともな事か。

 いや、既に色々まともじゃないから、そうとも言い切れないけどさ。



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