946:自分で見てみよう。
「おー、本当だ。ちょっとよく見て良いかな?」
「あ、はい。どうぞ」
お姉ちゃん、だんだん遠慮とか無くなってきてるな。
いや、それは今に始まった事じゃないか。
しかしアリア様、これには特に食いついてないな。
まぁ契約自体はそこまで珍しい事じゃないだろうし、こういうのも見た事は有るって感じかな?
「んー、刺青みたいな感じになるんだねぇ」
「私からは見えないんですよね」
「あぁうん、そりゃそうだよね」
うん、描かれた場所が首だもんね。
「あ、ありがとうございます」
おや、コレットさんがいつの間にか大きな鏡を構えてあげてる。
人間基準で六十センチくらいありそうだけど、あんなのまで常備してるのか、あの人。
「おー」
シャルロットさん、少し体を捻って角度を変えたりして確認してる。
「なにやら、少し可愛らしいですね」
「ちょっとウサちゃんっぽいよね」
「えぇ」
あ、私の気のせいじゃなかった。
「これが、私がアヤメさんの物であるという証ですね」
「いや、その言い方はなんか誤解されそうなんだけど」
アヤメさん、ツッコんでるけどシャルロットさんには聞こえてないよ。
いや、聞こえてても解った上で冗談を言ってるんだろうから、あんまり意味は無いと思うけど。




