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VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


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941/3918

941:従う側から望まれよう。

「それでは、お願いしても良いでしょうか」


「うむ」


「うんうん、よろしくねー」


 いや、なんで最初にアリア様が頷くんだ。

 そりゃ別に何か問題が有るわけじゃないけどさ。



「そういや、主従契約みたいな事は必要なのか?」


「あ、そうか。いろいろ封印されてるんだったね。その辺どうなの……って聞こえてないんだった」


「えっと、従魔としての契約のお話でしょうか?」


「そうそう」


 やっぱり魔物扱いなんだな。

 お姉ちゃん、シャルロットさんの言葉に頷きながらも「……なのかな?」みたいな顔してるけど。



「ご迷惑でなければ、そちらもお願いしたいのですが」


「あはは、ないない」


 うん、それを迷惑だって言うならそもそもお世話係に立候補しないよね。


「ワガママを一つ、言わせていただいても良いでしょうか」


「ん? 何かな?」


「出来れば、アヤメさんに主になっていただきたいと思いまして」


「……え、何で私なんだ? いや、別に嫌って訳じゃないし構わないけどさ」


 何かアヤメさんにって理由、有ったっけ?



「『良いけど何で私なんだ?』だってさー」


 エリちゃん、座らされたままだけど通訳の仕事はちゃんとやるんだな。

 いい加減立って良いんじゃない?


「アヤメさんには恩が有りますので。今は何も出来なくとも、ご迷惑にならぬ様努力していきます」


「恩……? あー、いや、ご飯奢っただけだろ……」


 ……恩返しが重過ぎはしないだろうか。

 いや、まぁ契約の解除も出来るだろうし、そこまで大した事じゃないんだろうけどさ。



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