914:暴走は阻止されよう。
しかし本当に伸びるなぁ。
あ、でも大きく開くのは入り口だけで、奥は流石に少し細くなってるっぽいな。
まぁそっちも、大きい物をねじ込んだらある程度は伸びそうだけど。
「にしてもこれ、掴んじゃってるけど痛かったりしないの?」
そういえばそうだな。
気を抜いてるとむにーっと戻って行くっぽくて、内側が滑るのもあって結構しっかり持ってるもんね。
「あ、それは大丈夫です。むしろ内側の方が表の皮膚より頑丈なくらいですから、遠慮なく掴んでもらって構いませんよ」
「ほいほい」
……いや、揉んで良いとは言ってないと思うよ。
まぁシャルロットさんが文句言わないんだから、別に良いんだろうけどさ。
「ちょっと中の方、見てみても良い?」
「あ、はい。気を付けてくださいね」
「おっけーおっけー大丈夫」
……エリちゃん的に大丈夫なのは、他の人には大丈夫じゃないんだよ?
いや、ちゃんと普通の意味で言ってるかもしれないけどさ。
戻らない様にむにゅむにゅと下側を押さえながら、口の中に身を乗り出していった。
おー、手が柔らかく沈み込んでるな。
なんというか、気持ち良さそうではある。
流石に試そうとは思わないけど。
……とりあえず、一応いつでも【追放】で飛ばせる様に、気を付けてはおこうかな。
「ほほー…… うんうん、綺麗だねー」
「えーと、ありがとうございます?」
うん、まぁ確かに健康そうな色はしてるけどさ。
一応体の内側だし、見方によってはちょっとグロいとも言えるよね。
「おー」
こらこら、なんで下についた手でぐにぐに揉んでるんだ。
「あんまり揉まれると、少しくすぐったいです」
「あ、ごめんね」
触覚はちゃんと有るんだ。
いや、当たり前か。
「おーっと…… むぅ」
「ちったぁ自重しな。お前さんが良くても、相手が困るだろうが」
……わざとらしく前にバランスを崩そうとして、いつの間にか背後に居たジョージさんに回収されてる。
私の出番は無かったな。
うん、いきなり人間を食べさせられる側の気持ちにもなろうね。
普通は気にすると思うからね。
私たちみたいに、元々人類を襲って食べてそうな種族でもないし。
いや、今の形態だとどうなのかは判らないけど。




