905:解決していない事に気付こう。
「……ん? でもそれ、根本的には解決してなくないですか?」
小さくなってる間はそりゃ問題無い…… あんまり無いだろうけど、ずっとかけておくわけにもいかないし。
一人分なら無理な程では無いとはいえ、一応維持コストもかかるわけだし。
というかかけっぱなしだと外に行く時に、この体になって得た『デカいから強い』って利点がまるまる消えたままだし。
「うむ。一時しのぎでしかないが、まぁそこはおいおいと言ったところだな」
「あ、流石に日常的に町中を歩きたいなどと贅沢は言いませんので、とりあえず表に出る事さえ出来ればと」
「それならば問題は無いな。とはいえ、めーちゃんをはじめとする【樹人】の様な種族も居るからな。近いうちに通りの整備は行っていこうと思う」
あぁ、確かにめーちゃんも出歩けない人の一人だよね。
……でも歩行速度的に、歩くスペースが出来てもあんまり散策は出来なさそうだけど。
まぁ出歩けないって言ったらソニアちゃんが一番厳しいよね。
地下街でも作らないと、一人黙々と穴を掘り続けるしかないし。
そういう意味だけで言ったら、【妖精】はまだ恵まれてる方だよなぁ。
色々とダメな点が多すぎるんだけど。
ダメって言うかアウトって言うか。




