894:聞こえないのを思い出そう。
「ところでアヤメさん、本当に小っちゃくなってるんですね」
「うふふ。私は嘘は吐かないわよー?」
「あ、すみません。そういう事ではなく」
ジェイさん、シャルロットさんは真面目なんだから、あんまりからかわないであげよう。
逆にからかいがいが有るともいえるけどさ。
……まぁうん、確かにあんまり嘘は吐いてないよね。
色々と大事な事を言わずに物事を進めちゃうだけで。
最初にディーって名乗ってた気もするけど、まぁあれは嘘って言うよりただの冗談か。
「まぁ色々有ってね」
「『まぁ色々有ってね』だってさー」
「あぁ、そういや聞こえないんだな」
エリちゃんが中継してるのを聞いて思い出したらしい。
というかあの体、諸々の判定は人間と同じ基準なんだろうか?
まぁ普通の声は聞こえてるんだし、多分そうなんだろう。
「しかしまぁ、思い切ったもんだねー。おー、ほんとでっかい」
エリちゃんがめっちゃ乗り出して下を見てる。
あんまり前に行くと落ちるよ?
「せっかくの機会ですし、逃すのも勿体ないと思いまして」
「いやー、この機会は逃しても良いと思うけどなぁ……」
お姉ちゃん、そう言いつつも馬部分に割と興味を持ってない?
まぁ自分もやるかって言われると即答で断るだろうけど。
「しかし事前にこのサイズだと知らなければ、迷う余地は有るのでは?」
「あー、まぁそうかも?」
まぁうん、ゼロでは無いかもしれないね。
でもレティさん、そうは言うけど自分ではまずやらないよね?




