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VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


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893/3918

893:やっちゃった経緯を聞こう。

「うーむ……」


 おお、流石のアリア様もちょっと反応に困ってる。


「とりあえず、こうなってしまった経緯を簡単に聞かせてほしいのだが」


「あ、はい」


 「なってしまった」って言っちゃったよ。

 何も間違ってないとは思うけど。



「前提から話しますと、私は【騎兵】だったのですが馬を失ってしまいまして」


「うむ、それは知っている」


 そういえばさっき普通に「アリア様」って呼んでたし、町で会った事は有るんだな。


「それでそちらのアヤメさん達に相談したところ、こちらの研究所なら騎乗できるサイズの生き物がいるかもしれないと聞きまして」


「ひでーなお前ら」


 レティさん、ふいっと目をそらしてもダメだと思うよ。

 むしろ自白してる様なものだけど、まぁ解っててやってるんだろうな。



「『馬を探しているのですが』と尋ねたところ、運悪く丁度処分した所だと聞いて残念に思ったのですが」


「大暴れをして、他の魔物も犠牲になっていたからね」


「大きくし過ぎてまともに走らせて上げられなかったから、ストレスが溜まっていたんでしょうね。その点は可哀想な事をしたわ」


 ジェイさん、残念そうな顔で言ってるけど解っててやってるよね?

 まぁ今更この人の倫理観にツッコんでも仕方ないけどさ。


「一体化して直接動かせるようには出来ると聞いて、半人半馬というのも恰好良いのではないかと思って志願したのですが……」


「なんでそこで行っちゃうかな……」


 聞こえてないのは解ってるけど、つい言いたくなってしまった。

 普通は諦めて別の選択肢を探すでしょうに。



「手術が終わって目が覚めたら、思ってたのと少し違いました」


「それは少しでは無いと思うぞ?」


「まぁこれはこれで、特異性が有って良いのではないかと思う事にしました。開き直ったとも言いますが」


 うん、「とも言う」っていうかそうとしか言わないんじゃないかな。

 まぁ本人が良いって言うなら良いんだろうけど。



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