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VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


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888/3921

888:育ったことに気付こう。

 玄関先で立っても仕方ないし、さっさと入るとしよう。

 私は立ってないけど。


「あれ?」


「ん? どうしたの?」


 お姉ちゃんが入り口の前で上を見てる。

 何か見えたのかな?



「ジェイさん、なんかちょっと大きくなってませんか?」


「言われてみれば、確かに昨日より少し横にも広くなっている気がしますね」


 どうでも良いけどレティさんの言い方だと、普通の人相手なら太ったって言われてる様にも取れるな。

 いや、まぁ普通に解るし、そう言って怒ったりするのは完全に言いがかりだけどさ。

 人型の部分の話じゃないし。


「ええ、一回り大きくなっちゃったわねぇ。成長期かしら?」


「いや、違うだろ」


 そういう歳じゃないとかいう以前に、そういう生き物じゃないでしょうに。

 いや、元の触手がどういう生き物なのかは知らないけどさ。



「そろそろダイエットしなきゃ、あんまり育ちすぎるとランディたちに叱られちゃうわねぇ」


「さっきも拡げ過ぎるなって言われてたしな」


「ダイエットとかそういうものなんですか?」


「要するに一杯食べると一杯増えちゃう訳だから、似た様なものでしょう?」


 うふふ、と微笑みながらお姉ちゃんの疑問に答えてる。

 ……なんかカトリーヌさんが「解りますわ」みたいな顔してるけど、触れないでおこう。


 っていうかこの人、増えはしても減ったりはするんだろうか。

 まぁ食べる量を出来るだけ減らして、増殖を防ぐ事くらいは出来るのかな。


 ……それでも増え続けるなら何か対策が必要だろうけど、NPCの人達(ディーさん)が倒せない相手なんだよなぁ。

 あ、でも石化させる事は出来たし、【妖精】の攻撃力でゴリ押せば少しはなんとかなるのかも?


 でもそれ、私が呼びだされる羽目になるんだろうなぁ。

 まぁ良いけどさ。



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