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VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


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887/3917

887:ダメ元で言っておこう。

 とことこ走って行ったエリちゃんが、玄関先でジェイさんとお話してお辞儀をしてる。

 初対面だし、一応の自己紹介と挨拶かな?


 なんやかんやで色んな事を隠密さん経由で聞いてそうだから大体知ってる気もするけど、それでも大事だよね。

 「私たちが来る」って事以外は、何も聞いてない可能性も有るし。




「うふふ。改めていらっしゃいませー」


「あ、どうもー」


 なんかお店みたいな言い方をされたけど、そういう場所ではないよね。

 別にそういう意図は無いのかもしれないけどさ。



「あらあらアヤメちゃん、今日はとっても可愛らしいわねぇ」


 さっきから見てただろうに、今初めて見た様な言い方をするんだな。

 門の近くで言ったら近づいて来なさそうって理由かな?


「一応言っときますけど、変な事はしないでくださいよ」


「はぁい。……うふふふ」


「やっぱ帰って良いか?」


「多分からかってるだけだろうし、大丈夫じゃないかな?」


「大丈夫よー? だって本当に嫌そうだし、ほら、ぴーちゃん達にも怒られちゃいそうだもの」


 あ、ほんとだ。

 お姉ちゃんの肩の上から、ぴーちゃんがじーっと見てる。

 目隠し越しだけど、むーって顔で「ダメだよー」って目で訴えてるんだろうな。

 見えないけど。



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