883:とりあえず謝っておこう。
私が提案したわけじゃないけど、一応謝っておくかー。
「いやー、なんかすみません」
「お気になさらず。彼らは普段からよくやってくれていますので、たまには息抜きも良いでしょう」
良いって言ってはいるけど、顔は苦笑気味だな。
気のせいかもしれないけど、「え、一人で仕事するの?」みたいな空気がにじみ出てるよ。
まぁ私に内心を見透かされる様な人じゃないだろうし、わざとそういう風に見せてるんだろうけどさ。
あとどうでも良いけど、「彼ら」って言うけど男の子はレストくんだけだよね。
大昔は男女問わずに「彼」だったらしいし、別に良いのかな?
まぁなんでも良いか。細かい事だし。
「それじゃポチ、良い子で待っててね」
言わなくても大丈夫だろうけど、一応ポチに近付いて待機指示の様なものを出しておく。
自由時間とも言うかな?
わふわふっと小さくお返事したと思ったら、シルクがふわっとポチの前に降りてきた。
二回鳴いたのは「はーい」と「こっちきてー」だったんだろうか?
シルクがポチの顔の前でこくこくと頷いてる。
ご主人様をよろしくね、とか言われてるのかな?
「ポチ、シルク、ちょっと良いか?」
おや、アヤメさんが何か……
ってポチの上にモフッと降ろされた。
うん、それ良いよね。
やりたくなる気持ちは良く解る。




