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VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


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873:撤収しよう。

 まぁ待機って言っても、すぐそこに置いてくるだけだから待つって言うほどじゃないけどね。

 あ、もう戻ってきた。


「ほいほいお待たせー」


「おかえりー」


 一仕事終えたぞって顔してるけど、ちょっと行ってきただけだよね。

 まぁ自分に出来ない事をやってもらった事には違いないし、お礼の【妖精吐息】はやっておくか。



「んじゃ、行くとしようか」


「うん。あ、アヤメちゃんがそのサイズだし、歩くのはゆっくりめの方が良いかな?」


「んー…… まぁ加減速だけ気を付ければ大丈夫じゃないか?」


 うん、さっきみたいにラキちゃんサイズまで縮んでるならともかく、今のサイズなら車に乗ってるくらいの速度だろうしね。

 そもそも基本的な強度は大体私たちと同じなんだし、それでもダメなら私たちは移動するだけで死んじゃう事になるよ。


「大丈夫だよね?」


 一応シルクに確認してみたら、任せてって顔で頷いた。

 まぁ運ぶのがシルクなら、確認するまでもない気もするけど。



「そっか。それじゃ、謝罪の旅にレッツゴー、だね」


 シルクの頷きを見て早速歩き出したお姉ちゃんが、解る様な解らない様な事を言い出した。

 謝罪はともかく、旅ってほど遠くでもないぞ。


「はい」


「謝るのは確定なんだな……」


「はい」


 素直に頷くレティさんにアヤメさんがツッコんでるけど、変な事になってない可能性が低すぎるから仕方ないよね。



「まーどうなってるかは行ってみないと判んないさー」


「うん。あ、ありがとう」


 お仕事だからか、相変わらず進んでドアを開けてくれるな。

 助かるよ。


「それじゃ、失礼しまーす」


 外はもう割と暗めなので、ぺかーと少し光りながら訓練場に残ってる人たちにお辞儀しておく。

 お、結構みんな反応してくれるな。


 現実だと挨拶なんてしたら酷い雰囲気になるから、やっぱりこういうのはちょっと嬉しい。

 いや、普段はそうなるのが解ってるから、最初から何も言わずに消えるけどさ。



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