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VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


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863/3917

863:剥がして隠そう。

「くすぐったいんだけど……」


「ぴったりとくっついてしまっていますので、少し我慢してくださいな」


 うぅ、足の裏を爪で掻かれるのはかなりつらい。

 我慢するしか無いんだけど、手早く何とかしてほしいところだよ。

 いや、何とかするために爪を差し込んでるんだろうけどさ。



「しかし、やはり良い香りですわねぇ」


「そういうのは外してからやってほしいんだけど……」


 潰れたせいで爽やかな香りを放出してるんだろうけど、だからって人の足の下でクンクンしないでもらいたい。

 ……この人の場合、アヤメさんが居なくても同じ事をやりそうだな。



 んー……

 端っこを摘まめたらしく、ぺろーって剥がれていく感触が少しくすぐったい様な気持ち良い様な。

 どっちかというとくすぐったい方が強いかな?


「お待たせしました」


「ありがとう。……やっぱ見ない方が良い感じになってた?」


 剥がしたアヤメさんを手に乗せて、その上を反対の手で覆って隠してるし。


「そうですわね。ですので、このまま治療も私の方で済ませてしまいますわ」


「うん、それじゃ頼むよ。アヤメさんもそれで良いよね?」


「ああ、問題無い。……あー、加減はしてくれって言っておいてくれるか?」


「あ、うん。カトリーヌさん、アヤメさんが治す時はゆっくりお願いって言ってる」


「ご心配なく。無論心得ておりますわ」


 さっき治した時の事を参考に、意訳しておこう。

 また立てなくなっても困るだろうしね。



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