↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

862/3919

862:足を上げよう。

 とりあえず、一応聞いておくとしよう。

 お姉ちゃんも大丈夫なのかみたいな顔してるし。


「えーと、大丈夫?」


「ではないだろ」


「ですよね」


 うん、まぁ解ってた。

 というか聞いておいてなんだけど、この状態でもやっぱり喋れるんだな。


 声の振動なのかは解らないけど、少しくすぐったくて力が入りそうになった。

 別に今更って感じはするけど、これ以上伸ばすのも悪いだろう。



「ラキ、これで良いのかな?」


 一応合ってたのか確認してみたら、頷きが返ってきた。


「そっか。それじゃ、治療して元に戻そうか」


「あー、ちょっと待った」


「ん?」


 あれ、思いもよらぬところからストップがかかった。

 なんでアヤメさんが戻すのに反対するんだ?



「足を上げるのは、少しお待ちになった方がよろしいかと思いますわ」


「うわビックリした」


 後ろから来るのはともかく、なんでお皿の上を這って登場してくるんだよ。

 普通に来なさい、普通に。


 ……まぁそれは良いとして、カトリーヌさんも止めるのか。



「えっと、なんで?」


「恐らく、一般的な感性の方が見たいと思う状況にはなっていないかと」


「まぁ平たく言うとグロいからだな。ギャグマンガみたいにペラペラになってるわけじゃないだろうし」


「あぁ……」


 カトリーヌさんの返答に、アヤメさんが補足の形で答えてくれた。


 確かにいくら血や中身が出ないとは言っても、酷い変形の仕方はしてるだろうしなぁ。

 うん、あんまり見たいものではなさそうだ。




「まぁ、そいつならそういうのも大丈夫だろ?」


「カトリーヌさんなら大丈夫だろってアヤメさんが言ってるけど」


「ええ、自分の体で慣れておりますので。ささ、こういった事は私にお任せくださいな」


 得意気に言うのはどうかと思うけど、まぁ確かに大丈夫そうな人ではあるな。


「えーと…… それじゃお願いしようかな」


「はい。では失礼して…… あら?」


「ん?」


 そっと私の足を持ち上げたカトリーヌさんが、なんか疑問符を浮かべた。

 どうしたんだろう?



「おやおや、そちらにおいででしたか」


「ふぉっ」


 ……唐突に足の裏を触られて変な声が出た。

 アヤメさん、私の足の裏(こっち)にくっついて来てたのか……



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。