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VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


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851/3919

851:不満を宥めておこう。

「ええ、とても熱心にやってくれていますよ」


「やる気に満ちてますねー」


 お、一応聞いてみただけだけど良かった良かった。

 今はアルさんが土人形でぴーちゃんにゆっくりと技を使ってみて、防御の仕方を練習してたのかな?


 もしかしたら、受けてみて逆に自分が打つ時の注意点を確認したりとかなのかも。

 こんな打ち方だと逆にここを狙われちゃいますよ、みたいな。



「ぴぅー」


 あ、なんか不満げというか悲しげというか、微妙な感じでぴーちゃんから抗議の鳴き声が。

 『私、ちゃんとやってるもん』ってとこかな?


「うん、挨拶みたいなものだから大丈夫だよー」


 預かってもらってたからとりあえず言っておくか、みたいな。


 あ、私が来たからなのかタイミングが良かったのか、訓練はおしまいみたいだな。

 アルさんとお互いに礼をしてから、ぴーちゃんがこっちに寄って来た。



「ぴっ!」


「よしよし、頑張ったねー」


 褒めろとばかりに笑顔で飛んで来たので、よーしよしよしと頭を撫でまわす。

 うむ、ふわふわ。


 しかしやっぱり、この子の髪って見た目と感触が違うよなぁ。

 普通の髪に見えるのに、触るとなんか短い毛皮を撫でてる様な柔らかさが有る。


 ……気持ち良いからまぁ良いか。

 解らないものは多分考えても解らないから、気にしないでおこう。



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