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VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


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846/3918

846:解散しよう。

「かたっぽだけ変な感じー」


「ほっときゃその内気にならなくなるだろ」


「そりゃそうだろうけどさー」


 うん、我慢しなさい。

 脱いで水を抜こうとしないのは、一応お仕置きされたって認識は有るんだろうな。


 まぁ抜いたとしても靴下とかも全部濡れちゃってるから、どうせ大差無いってのも有るか。




「さてさて、そんじゃまぁ戻ってきたわけだし、そろそろ解散する?」


「あ、そうだね。聞くことも聞いた事だし、お開きにしますか」


 この後の事も有るし、他の人たちもやる事が無いわけじゃないだろうし。

 ……いや、でもいつも半分くらいは、家の前で起きる騒動まで見物しに来てるな。


 意外とみんな、暇潰しに飢えてる感じはする。

 「ログアウトしちゃえば?」ってのは禁句なんだろうな。多分。



「んじゃ妖精さん、またアレよろしくねー」


「いや今回は流れでやっただけですし、他に同じ様に訓練したい人が居れば、そっちが優先になりますよ」


 別に猫さんを特別扱いする理由は無いっていうか、むしろ後回しにしたい気もする。

 ノリで変な方向に暴走していく人だし。


 装備になってみたいって人は置いといて、相手が土人形だから何の遠慮もなく攻撃出来て、しかも反撃を受けても痛くないって状況での訓練は、やりたいって人も居そうだしね。

 それならやってない人を優先で、順番にって事になるよ。


「えー」


「わがまま言ってんじゃねーよ。そもそも一回やってもらえただけでも御の字だろ」


「まぁそれもそうかー。うん、仕方ない」


 ……あれは納得しつつも諦めてはいないって顔な気がする。

 まぁ一応納得してくれたなら良いか。



 羊さんはいつの間にかギャラリーの中に戻って行ってるな。

 あ、目が合った。

 うん、ばいばーい。




「さて、と」


「あ、お疲れ様でしたー」


「うん、またね。……まぁ、俺は今から大変なんだけど」


「え? ……あー」


 そういえば、さっき年齢をネタにしてお姉さん方を敵に回してたな。

 こっちおいでーってにこやかに手招きしてるけど、笑顔が怖いよ。


 どう見てもお腹に十発以上叩き込まれるっぽいけど、大丈夫なんだろうか。

 いや、まぁ多分ギリギリ大丈夫って所で収めてくれるだろう。

 本人としては全く大丈夫じゃないだろうけど。


 うん、まぁ自滅みたいなもんだし、頑張ろう。



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