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VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


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842/3919

842:痛みに気付こう。

「まーほら、発動条件とか中での仕様とか、色々解ってない事も多いじゃない?」


「完全にただの言い訳だろ」


 うん、どう考えても後付けの理由だよね。


「でも事実だしー?」


「……まぁ一応、嘘ではないけどな」


 別に解らなくても問題なさそうって事を除けば、確かに間違ってはいない。

 でも理由がそれだけだったら、別に解らなくても問題ないよね。

 使おうとしなきゃ良いだけなんだし。




「で」


 あ、また置いといて話を進める気だ。

 まぁもう言っちゃった事なんだし、仕方ないけどさ。


「おねーさんがさっきと同じ様に部屋に蓋をしたから、内側からも触ってみた」


「脱出できないかどうか、か?」


「まぁそれも有るけど、なんか面白そうだったから」


「……そうか?」


 ……うん、ちょっと解らなくもないけど、解るとも言いづらい。



「勢いよくタックルもしてみたけど、ばいーんって跳ね返されて転がる羽目になったよ」


「アホみたいな絵面だな」


「いやー、地味に痛かった。あ、そうそう」


「ん? なんだ?」


「中に居る時は小さくなってるんだろうけど、普通に縮められた時と違って、ちゃんと痛みは有ったねー」


「マジか」


「マジマジー。その状態であれだけおっきいおねーさんが見張ってるんだから、お客じゃない人はかなり怖いだろうねぇ」


「……仕事には真面目なんだったら、かなり厳しく接するんだろうしな」


 あー……

 私の呼び方一つで、お客様みたいな扱いの人でも抗議する顔になる人だもんなぁ。


 遊びに来た人じゃなくて本当に何かやって収容された相手なら、まったく容赦とかしなさそうではある。


 ……まぁ、そのサイズ差と痛みが有る状況って、【妖精】(わたしたち)は普段からなんだけど。



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