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VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


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841/3919

841:お部屋に戻ろう。

「で、だ」


「うん」


 お兄さんが話を戻そうとして、エリちゃんがそれに頷く。

 そして私はポチをなでなで。


 ちゃんと聞いてるから良いんだよ。



「なんだっけ、あぁそうそう。撫でられてから『それじゃ部屋に戻って』って促されたから、元の部屋に戻ったんだけど」


「けど?」


「なんかおねーさんがちょっとだけ残念だなーって顔しててさ」


「また暇になるってか?」


「んだねー。見た目はかっこいーお姉さんなのに、ちょっと寂しがりやさんっていうか」


「ふむ」


 ……お兄さん、そういうのもちょっと良いなみたいな顔してる。

 まぁ別に良いけど、会う事は無いと思うよ。



「てかまぁ、一人くらい相手が欲しいのは当たり前かもね」


「なんでだ?」


「いや、持ち上げられた時にちょっと見えたけど、棚に置いてあったのは二人以上で遊ぶ物ばっかりだったからね」


「……そりゃ厳しいな」


 なんで一人しかいない空間に、そういうチョイスをするんだよ。

 開発による管理人さんイジメか何かなのか。



「というわけでー」


「ん?」


 なんかいきなりこっち見た。


「おねーさんに『また時間のある時に遊びに来ますから、次は一緒に遊びましょー』って言っちゃったんでよろしくー」


「えぇ……?」


 なに勝手に人の体に潜り直す約束をしてるんだ。

 いや、寂しそうだなーってなったのかもしれないし、どうせ毎日普通には食べてるから大差無いけどさ。



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