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VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


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823/3917

823:中の様子を探ろう。

「ほんと広々としてたよー。一階の吹き抜けになってるところだけで、サッカーとか出来そうだったもん」


「思ってた以上に広い……」


 サッカーのコートって百メートルくらいあったと思うんだけど、それが入りそうって本当に広いな。


 この中のどこにそんな空間が……

 いや、押さえて見ても解る訳ないし、普通にエリちゃんの側がそれだけ小さくなってたんだろうけどさ。


 というか妖精から見てもそのサイズって、微生物クラスまで縮んでたのでは。

 いや、そんなとこを気にしても仕方ないんだけども。



「でも広いだけで他に誰も居ないし、どうしたもんかなーって隣の部屋を覗いてみてたんだけど」


「うん」


 というか誰か居られたら、それはそれで反応に困る。


「あ、ちゃんと同じ間取りだったよ」


「いや、そこはどうでも良い」


 むしろそれだけ沢山の部屋が有るのに、全部違う部屋って方が不思議だと思うし。



「奥のお風呂をぷにぷにして、試しに入ってみようかなーって考えてた所で」


「なんで試そうと思うかな……」


 口を挟む形になるけど、ツッコまざるを得ない。

 いや、まぁエリちゃんだしで終わる話なんだけど。


「部屋の入り口の方から、なんかポンポンって音がしてね」


 案の定スルーされた。



「『お、誰か居たのかな』って出てみたら、背が高くて凄く眠そうなお姉さんが居たよ」


「……誰なんだろう」


「多分、そこの管理人さんみたいな存在だと思うよー」


「なるほど。背が高いというと、白雪さんと同じくらい有ったのですか?」


 なるほどじゃないよカトリーヌさん。



「んにゃ、向こうは一階の床に立ってたけど、六階の私と目の高さが同じだったねぇ」


「それは背が高いって言うんじゃないと思うよ」


 巨大なとか言うんだよ。

 っていうかデカすぎるよ。



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