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VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


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821/3917

821:自分の行いを省みよう。

 でもよく考えたら、私も見逃してもらった事が有ったし、あんまり人の事は言えないか。

 初めてだったし本当に知らなかったし素直に謝ったとはいえ、【妖精】だからって補正が全く無かったとは言い切れないんだしね。


「まぁ実際のとこ、あんな勢いで走ってる人が居たら危ないなーって私でも思うし、気を付けないとねー」


「そもそも別に、そんな急ぐ必要も無かったでしょ」


 訓練所の入り口を閉めて歩いてくるエリちゃんに、とりあえずツッコんでおく。

 待ってるとは言ったけど、急いで戻ってこいとは言ってないぞ。



「いやー、無駄に元気が有り余っててさー」


「あん? いやお前、さっき死んだんじゃないのかよ」


「あ、デスペナはしっかり貰ってるよ。そういうのじゃなくてこう、精神的に満たされてるっていうかー」


「解らんし解らん方が良いタイプの話か」


「そうだと思いますよ。そっとしておきましょう」


 エリちゃんの返事に諦め気味な顔になったお兄さんに、追及するなと柔らかく釘を刺しておこう。


 多分、聞いても良い事は無いと思うよ。

 解る人同士で解り合っててくれれば良いタイプの話なのだ。



「あ、そうそう」


「ん?」


 名指しでは無いけどこっち見てるし、私に言ってるんだろうな。


「なんか、いつも食べられてるのとは違う所に流されたよー」


「そう言われても困るんだけど、どういう事?」


 そもそも、いつも行ってるところもよく知らないよ。

 飲んでる感触的にも、多分胃袋的な所なんだろうけどさ。



「普段は中に入ったらそのまま分解されてるんだけど、なんか今回は中で元の姿に戻されたよ」


「……えぇ?」


 どういう事なのか。

 ああ、でもなんか飲み込んだ時の感触も変な感じだったな。


 飲み物というか、固形物を飲み込んだ様な違和感というかなんというか。

 ……一体今度は何が起きてたんだ。


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