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VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


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817/3920

817:口止めされよう。

 ……ん?

 なんかよく解らない気配が増えた気が……


 って、なんかちょっと離れた場所に見た事無いお姉さんが居る。

 あんな人、さっきまでどこにも居なかったと思うんだけど。


 ……あー。

 もしかしてあの人、隠密さんの一人か。


 なんか口に人差し指を当てて「内緒だよ」って感じに微笑んでるし、隠れてる事はあんまり公言しないでね、って事か。

 まぁ一応…… でもないけど、あんまり表に出ない様な仕事をしてる人たちだし、当たり前か。



 ……いや、それにしては妙にアクの強い人が揃ってる気もするけどさ。

 その辺の人たちよりよっぽど印象に残る様な人ばっかりじゃないか。


 あー、いや、単にそういう人しか認識出来てないだけか。

 実際、あのお姉さんも開拓者(プレイヤー)の一人にしか見えない様な恰好してるし。

 ジョージさんも見た目は全く目立たないし、アリア様の所によく行ってるから見かけるだけだもんね。


 ……でもまぁ一部っぽいとはいえ、濃すぎる人が居るのは事実だよなぁ。

 サフィさんとか、大型犬みたいなお姉さんとか。



 あ、そんな事考えてるうちに、お姉さんが隠れ直してる。

 うん、やっぱり居る事に気づいてからも、隠れられたら全く感知できないな。

 隠密さんすごい。




「あ」


「はい?」


 唐突なお兄さんの声に、つい反射的に聞き返してしまった。

 いや、別に良いんだけど。


「そういや訓練場(ここ)だから出来てたけど、町中じゃ今のスキルって使えないよな」


「あー、まぁ確かに。申請しても許可される様なスキルでは無いですね」


 いくら【妖精】のやる事だからって、あんなスキルを町中で使って良いとは言わないだろう。


 ……まぁ【共生】の方を強調して頑張れば、それこそ日頃の行い次第で許してもらえる可能性はあるか。

 実際猫さんも言ってたみたいに、色々と使い道は有りそうだし。


 でも問題も多いし、何より【妖精】が手伝わないと前提条件すら満たせないから、あんまり気にする必要もないけどね。


 あ、そういえば一応これも役場に報告した方が良いのかな。

 今度行った時にでもジョージさんに聞いてみよう。




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