818:最後の一つを聞こう。
「まぁスキルが使えるかどうか関係無く、普通に攻撃扱いになるだろうし結局アウトか」
「良いよって言ってもらえれば別でしょうけど、普通はそんな事して良いとは言いませんしね」
流石に他の事よりも数段ハードルが高いだろう。
特に自分の体を完全に奪われるって辺りが。
「私の様な方であれば別でしょうが、そうそう居るものではありませんしね」
「……そうそう居られても困るよ。いや、困るって言い方はなんかアレだけど、少なくとも反応には困るよ」
うん、一応そういう趣味の人が悪いとは言わないけどさ。
カトリーヌさんみたいにあんまり堂々とやられると、流石にちょっと引いちゃうよ。
「で、だ。話が逸れたけど、残りの一つは?」
「あ、そういえば」
三つ有るって言ってたけど、まだ二つしか聞いてなかったっけか。
「えーと、最後の一つは…… そうそう、入れ替わりだね」
「入れ替わり?」
「寄生した相手の体を使って自分の体を元のサイズに戻して、代わりに相手を自分の装備品に変えちゃうってスキルらしいよ」
「やっぱりろくでも無いんだな……」
「まぁ侵食していった後の派生だしね」
うん、まぁ前提条件が酷いんだし、その先も酷いのはおかしい事ではないけどさ。
だからって限度が……
いや、【妖精】の方がよっぽどだったな。
正直な所、それくらい大したことないって思えてしまうレベルだし。




