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VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


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810/3919

810:内容を聞いてみよう。

「毒を食らわばとはいかなかったか」


「限度ってものが有りますよぅ」


 うん、それはそうなんだけど、なんかこの羊さんってその場のノリでなんでもやっちゃいそうな雰囲気が有るからなぁ。

 一応ちゃんと判定ラインは存在してたんだね。


「こっちとしても、人に危害を加えるスキルを試すのはあんまりねぇ」


「ルトさん、『やってみなーい?』って軽く言ってたじゃないですか……」


 しれっと言う猫さんに、羊さんが呆れた様な声を漏らしてる。

 うん、まぁ言うだろうね。



「流石にやんないでしょって思ってたからね」


「『解りました!』って言われたらどうする気だったんだよ」


「上手い事はぐらかして、無かった事にするに決まってるでしょ」


 だったら最初から言わなきゃ良いのにとは思う。

 まぁ普通に考えたら嫌がる人が殆どだろうし、問題は起きないだろうけどさ。




「ところで、その【侵食】の説明は見たのか?」


「一応ね。使い続けると侵食率が上がっていって、侵食が進めば進むほど色々出来る様になるらしいよ」


「色々って何だよ……」


 もうこれ、聞かずに封印しておかない?

 どうせロクな事じゃ無いんだろうし。



「そりゃもう色々だね。宿主の感覚をこっそり盗んでみたり、ご飯の栄養を奪ってみたり、得られる経験値を自分に流したり」


「……ロクでもねぇな」


 だから言ったじゃないか。

 いやうん、言ってはいないけどさ。


「そのくらいなら可愛いもんだけどね」


「……で、もっと酷くなると何やらかすんだ?」


 お兄さん、ドン引きしつつもなんだかんだで気になってない?

 いや、気にならないなら最初から聞かないだろうけどさ。




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