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VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


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3840/3924

3840:要らない気を回そう。

「残念ですわ」


「いきなり何?」


「バレてしまいました」


「うん? ……あー」


 カトリーヌさん、また先回りしてドア係をやろうとしたけど察知されて圧でもかけられたっぽいな。

 そんな奪い合う様な事じゃないと思うというか、カトリーヌさんはなんでそんなに働きたがるんだ。



 おっと、そんな事を言ってる間に目当ての部屋に着いたのかな。

 私を片手で支えつつそっとドアを開けて、入り口脇で待機の構えだね。


「……んん?」


 一応私からも中が見える位置なので、なんでわざわざこの部屋なんだろうと覗き込んでみたんだけどさ。

 やっぱり何も無い空き部屋だよねと思ったら、なにやら床の上に見覚えの有る物がぽつんと置いてあるね。


「いや偉くないからな? あれ別に私の部屋とかじゃないからな?」


 私にも判るくらいにふんすと得意気な雰囲気のシルクに、めっちゃ溜息をつきながらツッコミを入れるアヤメさん。


 うん、確かに前回あの(なか)に泊まってはいたけどさ。

 別にその流れを続けなくても、普通に寝泊まりすれば良いでしょうに。


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