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VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


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1709/3920

1709:おかわりは断ろう。

「ふぅ…… ごちそうさま」


 二杯目のお茶を飲み終えてカップを置いたスナさん、すかさず三杯目を注ごうとしたエリちゃんに対して手で蓋をして阻止に成功。

 というかエリちゃんは何をやってるんだ。


「冗談冗談。片付けちゃうからくださいなー」


「あぁ、うん、ありがとう」


 あ、注ぐふりをしてみただけで中にはもう残ってないのね。

 そういえば改めて淹れ直したりもしてなかったな。



「それじゃとりあえず行ってみますか」


「うん、ありがとう」


 一瞬何の事かと思ったけど、普通に考えたら別にわざわざ付き合う義理も無いと言えば無いからか。

 初対面だし来たのは困ってる本人でもないし、わざわざ相手の所まで行かなきゃいけないし。


 まぁこっちにしてみれば、「どうせ今暇ですし」の一言で終わるんだけど。

 いや、多分そこまで暇じゃなくても付き合うけどね。

 外せない用事なんて殆ど無いし。




「……の前にさ」


「はい?」


「ちょっとだけハムちゃん触っても良いかな?」


 ……何か有ったかと思ったら、モフりたいという欲望だった。


 うん、小動物は可愛いもんね。

 いや大型でも可愛い子はいっぱい居るけど。



「あー、どうぞどうぞ。なんなら移動の間そのまま抱っこしててもらっても構いませんよ」


「え、そこまでしてもらって良いの?」


 いや、してもらってって言うかするのはスナさんだよね。

 太郎はただモフられながら運ばれるだけだし。


「というか乗り物になってあげてくれるとこっちも助かります」


「望む所だよ。おいでおいでー」


 シェラがむーって顔になるといけないから口には出さないけど、さっきの帰りでえらい目に遭ってたからね。

 再挑戦するとか言い出す前に、比較的安全な場所に退避させてあげよう。


 スナさんの可愛がり方がお姉ちゃんみたいな感じだったら危なかったけど、幸いそんな事も無いみたいだしね。

 普通に良い子良い子ーってなでなでしてあげてるし。



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