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VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


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1710/3920

1710:登場の仕方を工夫してみよう。

 いってきまーすとエリちゃんに手を振って、港へ向かって出発だ。


 あ、シルクがぴゅーっと先に飛んで行った。

 門が重くて開けるのが大変だから、先回りして待たせない様にしようって事かな?


 でも閉める時にも同じだけの時間がかかるから、結局少し待つ事にはなるんだけどね。

 まぁ別にそんなに待たされる訳じゃないし、そのくらいは全然問題無いんだけど。



 お、モニカさんとポチがお仕事してるのが見えた。

 いや、ポチは働いてるモニカさんの近くでわふわふ遊んでるだけな気もするけど。


 まぁうん、可愛いの(それ)が仕事と言えば仕事か。


 私が戻って来てたのを気付いてない筈も無いだろうし、今のところはまだあっちに付いて回るって認識で良いんだよね。

 頑張ってモニカさんや周りの人達に愛想を振りまいていてくれると助かるぞ。




「ん?」


「鈴?」


 庭園から出た所でどこかからチリリンと鈴の音が聞こえて来た。

 発生源の判らない音は事故の可能性が有るから気を付けた方が良いんだけど、どこから聞こえて……


「話は聞かせてもらった!」


「のわっ!?」


「どういう登場ですか……」


 周囲を気にして立ち止まった私達の目の前に、虚空から突如出現したアリア様がダァンと着地してきた。

 多分コレットさんがステルス状態にしたままポーンと放り投げて、着地の直前に見える様にしたんだろうな。


 という事はさっきの鈴の音もアリア様か。

 何の音だろうって立ち止まらせるのが目的だったんだろうな。



「……ちょっと脚に来てません?」


「うむ」


 着地の感じからして二階くらいの高さから降ってきたっぽいけど、転がったりせずに衝撃を全部受け止めてたからなぁ。

 今ので身に染みたから大丈夫だろうけど、あんまりやってると膝とか足首とかが壊れちゃうぞ。



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