1702:帰りを待たれよう。
まぁ仲良くじゃれあってる子達の事は置いといて、これからどうしたものかな。
カトリーヌさんの言う通りお昼を食べに行くにはまだ少し早いけど、今日は特に予定も無いし。
「んー…… まぁ一旦家に戻ってみようか」
「糸でも集めますか?」
「あぁ、それも良いね。出歩いてばっかりでまとまった量の確保も出来てないし」
「それも」とは言ったものの、私には何の案も無かったんだけどね。
まぁうん、些細な事だ。
背後からの抗議がある度に少し大人しく歩くシェラとその上であまり跳ねない様な乗り方を習得していく太郎を眺めつつ、家に向かって飛んで行く。
まぁあくまで最初に比べたらって程度だから、丸いのがぽよんぽよんしてる事には変わりないんだけど。
よくあれで落ちないなぁ。
珠ちゃんはその横をぽてぽて並走してるけど、たまにチラッと見てるし結構ハラハラしてたりするんだろうか。
まぁ落ちたからって怪我をする事は無いだろうし、そこまで心配はしてなさそう。
「おや?」
「ん? ……私達に何か用なのかな?」
「その様ですわねぇ」
カトリーヌさんの声に前の方を見てみると、庭園の外周に有るベンチに座ってたっぽい人が私達を見て立ち上がってるのが見えた。
……また何かおかしな事に巻き込まれるのかなぁ。
いや、間違いなくお前が言うなって言われるやつだけど。
どう考えても大抵は私が……っていうか私が原因の何かに巻き込んでる側だし。




