1694:まともな訓練も提案されよう。
「扱いに慣れておけば、第三の手として役に立つかもしれませんし」
「……まぁうん、便利そうではあるけどさ」
両手が塞がってる時とか、結構遠くまで伸ばせるから少し離れた物を取ったりね。
いや、それは横着せずに動けば良いだけだけど。
「では早速」
「刺さないからね? というかやるとも言ってないからね?」
お腹をペチッて叩いて的ですよとアピールしてくるんじゃない。
駄目で元々ってチャンスを見つけてはねじ込まれると、ツッコむのが面倒になってくるんだぞ。
「ではこちらなどはどうでしょう」
「おわっ」
軽く残念そうな顔だけしておいて、謎のオブジェを生成するカトリーヌさん。
切り替えが早過ぎて戸惑うから、出来ればもう少し間を置いてくれないかな。
「どうでしょうって言われても、何これとしか言えないんだけど」
淡い緑色の半透明な薄くて細長い板を、ぐにゃんぐにゃんと曲げたりねじったりしまくった感じの何かだな。
……む、ところどころに小さい穴があいてるのかな?
「こちらの穴から順番に、出来るだけ素早く通していっていただけたらと」
「あー、なるほどね」
うん、確かに操作の練習にはなりそう……なんだけどさ。
それよりも、こんなうねうねした物を一瞬で正確に生成するっていうカトリーヌさんの性能に驚くよ。
どうなってるんだこの人の頭は。
いや良い意味で。




