1695:用意してくれた物は活用しよう。
せっかく作ってもらったんだし、とりあえずやってみるか。
でもその間カトリーヌさんはどうするんだろうか。
じっと見てるとか言われたらすごいやりづらいんだけど。
「まぁ試しにやってはみるけどさ……」
「何か?」
あ、そうか。
「いや、そっちが暇じゃないかなって思ったけど、別に他の事やってれば良いだけだった」
そうですね、と頷くカトリーヌさん。
何もこっちと同じ事やらなきゃいけない訳じゃないんだから、自分が出来る事をしながら待ってれば良いんだよね。
にゅるっと針を出してスタート地点の穴を通して……
「これ、うねうねしてるからまずコースを把握するとこからだね」
「白雪さんならばたやすい事かと」
「いや、そんな過大評価されても困るんだけど……」
私はカトリーヌさんと違って、そこまで高性能じゃないんだよ。
まぁ確かに、無理だよこんなのって言うほどには複雑じゃないけどさ。
まぁ言ってても仕方ないし、地道にやってみるか。
最初からすいすい行くのは無理でも、ただ次の穴を狙って動かすくらいの事は出来る訳だし。
最後まで何回かやってみればなんとなくは把握できるだろうし、そこから少しずつ慣れていけば良いだろう。
……まぁそんなに時間はかけてられないし、カトリーヌさんが即興で出してみただけのオブジェだから、次にやる時も同じ形とは限らないんだけどね。




