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VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


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1685/3912

1685:気付かれても置いていこう。

 さて、お姉ちゃん達(あっち)も食べ終わったみたいだし、店主さんの注意がこっちに向いてない隙をついてお金を物陰に……

 置こうと思ったんだけど、今絶対気付いてたな。


 まぁ見てないふりはしてくれてるからあんまり気にしないでおこう。

 どうせ毎回気付かれてるんだし。



「ご馳走様。美味しかったよ」


「ありがとうございます」


 簡単な感想を告げながら食器を返却するアヤメさんに、素直に嬉しそうな顔をする店主さん。

 喜び方にも何やら品が有るというか、落ち着いたお姉さんだなぁ。




 ありがとうございましたーと頭を下げてから皆と合流し、人の多過ぎる広場から北通りへ。

 大通りだからまだまだ人は多いけど、端っこに居れば邪魔にはならないからね。


「それじゃ、頑張ってくるねー」


「うん、気を付けてね」


「たまには大人しくしてろよ?」


「……善処します」


 こっちだって好きでやってるんじゃないやい。

 おかしな事の方から寄って来るんだから仕方ないじゃないか。



「さて…… あれ?」


 出発するお姉ちゃん達を見送りつつ、それじゃ一旦家に戻ろうかなとか思ってたら、お姉ちゃん達が唐突に左折して路地に入って行った。


「シャルロット様にご挨拶して行かれるのでは?」


「あぁ、なるほど」


 丁度ログインして来たのか忘れてたのかは知らないけど、出る前に寄って行く事にしたのか。

 流れでそうなったとはいえ、一応主従契約を結んだ関係者だしね。



 こっちはとりあえず蜜を集めに行くのが優先だけど、後で暇が出来たら私も行ってみようかな?

 まぁ何も起きなきゃ間違いなく暇は出来るんだけどね。



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