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VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


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1666/3912

1666:些細な事故に遭おう。

 その後は何事もなく学校まで辿り着き、平和に授業を受けて放課後に。

 私以外にとってはあんまり平和じゃなかったと思うけど、まぁいつも通りだし何も起きなかったからセーフって判定にしておいてほしい。


 さて、今日は特に何も無い筈だし、とっとと退散するとしよう。

 撤収するにも気を遣って動かないと、周りの人が怖がるから難しいんだけどね。



 校舎から出れば見通しが良くて事故の可能性が減るから、屋内よりは気が楽になるなぁ。

 避けたい人達にとっても、どこに居るか判ってれば警戒し続けなくて良くなるしね。


「あっ! ってちょっ、おぁっあぁーっ!!」


 おおぅ、なんだなんだ?

 なんかグラウンドの方から凄い悲鳴というか奇声が……


 あ、サッカーボールがころころ転がってきた。

 普通ならフェンスで遮られてた筈が、扉を開けっぱなしにしちゃっててそこを通って出てきたのか。


 まぁうん、転がった先に私みたいなのが居たら、絶望的な(ああいう)反応にもなるのも仕方ないか。



 しかしこれ、どうしたものだろうか。

 まるで狙ったかの様に、悲鳴で立ち止まった私の足に当たって止まっちゃったんだけど。


 とりあえず拾い上げて、扉が有る筈の方向に転がし返してみるか。

 直接見られないから正確には狙えないけど、まぁ大体合ってれば大丈夫だろうし。



 ……やっておいてなんだけど、これ正解は多分「何も無かった事にして立ち去る」だったよね。

 普通なら感じが悪いかもしれないけど、私が相手だとそれが一番助かる反応だと思うし。



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