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VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


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1636/3911

1636:むにむに踏まれよう。

「えい」


「んっ、おぉぅ……」


 急に背中をグリッと押されて驚いたけど、なんか普通に気持ち良い。

 あぁ、そういえばマッサージは得意とか言ってたっけな。


「……肩周りは良いとして、羽の辺りは普通と違ってくるよね」


「まぁそうですね。ただ」


「少々くすぐったいかと思いますので、私でもよろしければお試しになりますか?」


「お、良いの? それじゃ遠慮なく」


 なんか食い気味に身代わりを申し出られた。

 実際上手にやらないと、くすぐったさに負けて力が入りっぱなしになっちゃうからね。



「いや、せめて何か……」


「それもそうですわね」


 ん?


 ……あぁ、床に直接寝てたのか。

 マットとまでは行かなくても、タオル一枚くらいは敷いておこうよ。




「よし」


 あっちは何を…… あぁ、裸足になった……というかされたのか。

 こっちとしてもあんまり土足で踏まれたくはないもんね。


 まぁ小さくなってからは綺麗なテーブルの上しか歩いてないんだけど。


 しかしよくあのサイズ差で、靴下まで綺麗に脱がせられるな。

 いや、それくらいならいつもの事か。



 ……ん?

 んん?


 え、いや、今どうやって私の服を奪い取ったんだ?

 うつ伏せに寝て前に手を組んでる以上、いつも以上に不可能だと思うんだけど。


 ……まぁその辺は気にするだけ無駄か。

 【妖精】の召喚獣(シルク)がやる事だもんね。


 いや、コレットさんもなんか出来そうだけど。




「さて、流石にこの大きさではそのまま上にという訳にもいかんな」


「あー、まぁその方が助かりますね」


 小さいとは言ってもそれなりの大きさだし、一人数キロは有るだろうからね。

 怪我をしたりはしないだろうけど、全員で背中に立たれるとちょっとぐえーってなりそうだよ。



「しかしこの大きさでこそ出来る事も有るというものだ」


「んっ…… 結局乗るんですね」


 全員で一気に来ないってだけで、乗らないとは言ってないか……


「うむ。まぁ力を抜くが良い」


「はーい……」


 むぅ、背中をぐにぐに踏まれて…… ってこれ、結構気持ち良いな。

 ちょっと違う気はするけど、一種の足踏みマッサージってやつか。



 ……いやレティさん、なんで人のお尻に座ってるの。

 台の端に立ってるのも危ないし、仕方ないかと思わなくもないけどさ。


 いや、言うほど仕方なくもないか。

 わざわざ台に移らなくても、シルクに乗ってれば良いだけの話だし。


 まぁ別にそんなに重い訳でもないし、座られるくらいは構わないけどね。

 なんでだよって戸惑いはするけど。



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