表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1627/3911

1627:諦めて引かれよう。

「正直これ、無かった事にしたいんだけどね…… まぁそんな事言ってても仕方ないし、口で言うより見た方が早いんでどうぞ」


「うむ」


 何度目かも判らない逃避発言をしてから、諦めて拡大した【お人形遊び(ドミネーション)】のパネルをアリア様へ。


「……ふむ」


「……いやいや、これは無いわ」


「雪ちゃんこわーい」


「だからこんなもの、好きで覚える訳無いでしょ」


 私だってこういうおかしな魔法は習得したくないんだよ。

 知らない内に勝手に生えてくるんだから仕方ないじゃないの。



「口吻ってあれだよね? ちょうちょのくるくるしてるやつとかの」


「単語の意味としては口元や話しぶりという意味も有りますが、この場合はそちらでしょうね」


「むしろそっちの用法の方は、普段はそんなに使わないと思うぞ」


 うん、大抵はお姉ちゃんが言った方の意味だよね。

 もしくはわんことかの……マズルだっけ。

 口先が前の方に出てる形のやつ。



「雪ちゃんそんなの生えてたっけ?」


「それ覚えたタイミングで生えたっていうか、出せる様になったっぽい。こんな感じで」


「おー……」


 舌先から出した針を摘まんで、にゅいーっと前に伸ばして見せてみる。


「なんか卵とか産みつけそうだな」


「うっ()いやい」


 人を何だと思ってるんだ、アヤメさんは。

 って言いたいところだけど、正直自分でもちょっと思うし、そのうち似た様な事やらかしそうで怖いからあんまり言わないでほしい。



「ふむ、自由に動かせるのか。中々に興味深い」


「そうですね。どうも魔力で出来てるっぽくて、おかげで慣れれば簡単でした」


 こんな風に、とにゅいにゅい動かしてみる。

 あんまり食いつかれても困るんだけど、事実は事実として報告した方が良いだろうしね。


「結構伸びるんだな……」


「雪ちゃん雪ちゃん、ハートマーク作ってみてー」


「やだ」


「けちー」


 唐突に変な要求をしてくるんじゃないよ。

 ハートとかいうガラじゃないでしょ、私はさ。

 いくら今は【妖精】だからって、可愛らしい方向に行くにも限度が有るってもんだよ。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ