表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1625/3911

1625:香りで満たそう。

「で、後は香りのやつかな」


「うむ。来るが良い」


「いや、流石に直接は…… まぁ気を付ければ大丈夫か」


 ぴーちゃん達には吹いたんだし、もう大分経ったけど特に悪影響も無いみたいだしね。

 染みつきそうな強さで吹かなければ問題無いだろう。


「よしこーい」


「……うん、良いけどさ」


 今度は自分もとばかりに、お姉ちゃんがアリア様の後ろに回って来た。

 一度で済むならこっちも楽だから、気にしないでおこう。



「それじゃ早速、いきますよー」


「うむ。……おぉ、これは良いな」


「おー、あまーい」


 うん、相変わらずやたらと甘い匂いだな。

 そういえばこれって、意識すれば別の香りにも出来るのかな?


「む? ふむ、爽快感のある香りだな」


「ミント系かー。こういうのも良いねぇ」


 試しにやってみたけど、ちゃんと出来たみたいだな。

 ……何も言わずに王女様で試すなって話だけど、まぁ成功したからオッケーって事にしておこう。


 ただこれ、私のイメージが曖昧だと中途半端で変な臭いになりそうでちょっと怖いな。

 まぁこのゲームの事だから、変なのを出そうと意識しない限りは『なんか良い匂い』に調整してくれそうだけど。




「とりあえずこれで【吐息】は……」


「私の出番ですわね!」


 おおう、びっくりした。

 なんで油断してる時に限って勢いよく登場するんだよ、この人は。


「あぁ、そういえば違うの出てたんだっけ」


「はい。試すのは少々危険が伴いそうですので、こちらをどうぞ」


 引き延ばしたパネルをアリア様に差し出すカトリーヌさん。

 まぁうん、毒の類は調整してもちょっと危ないよね。

 一応薬も出せるっていうかスキルの読みはメディカルなんだけど、そっちもそっちでちょっと失敗したら毒と変わらないだろうし。



「ふむ、【薬毒吐息】か。確かに迂闊に吹きかけてみようという訳にはいかんな」


「『【妖精】の』ですもんねぇ」


 お姉ちゃんはいつまでそこに居るんだ、と思ったらアリア様のおひざを占拠してるういろうちゃんを撫でてたのか。

 ……ういろうちゃん、いつの間にそこに落ち着いてたんだろうか。


「うむ、ありがとう」


「雪ちゃん達は覚えてないんだね」


「あー、うん」


 ロシェさんもって判断したのは、普段は控えてるカトリーヌさんが出てきたからだろうか。

 いや、単になんとなくで言ってるだけな気もするけど。お姉ちゃんだし。



「白雪さん達は茶葉を燻した煙で【燻煙吐息】を習得されましたので」


「カトリーヌさんは?」


「花壇に生えていた雑草ですわ。その中に軽い毒性を持つ物が混ざっていた様ですわね」


「えぇ……」


 色んな意味を含んだ声を出すお姉ちゃん。

 うん、気持ちは解るよ。


 ……あと判ってると思うけど、別にイジメとかじゃないからね。

 言うまでもなく、カトリーヌさんが好きでやった事だよ。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ