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VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


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1617/3911

1617:理由を訊いてみよう。

 でも功績云々の話で言うなら、私が受け取ってるのもおかしいだろって事になるよね。

 いや、まぁ何も間違ってないと自分でも思うけど。



「まぁそういう事で、意味の解らない事を喚き散らしに乗り込もうと訪ねた訳ですね」


 ご迷惑をおかけします、と頭を下げるメティコさん。


「その様だな。ところでメティコ、一つ良いかな?」


「どうぞ」


「お前は他の五人と違い頭の働きはしっかりしている様だが、なぜその様な連中と同行しているのだ?」


 ……アリア様、少しだけ遠回しにだけどはっきり言うなぁ。


 まぁ確かに、聞いた感じだとそう言われても仕方ない所は有る気もするけどさ。

 一人や二人ならともかく、五人全員が表で処刑されてる訳だし。



「趣味ですね」


「ふむ」


 ……どういう趣味だ?


「ああいうお馬鹿さん達が調子に乗って好き放題した挙句に、現実を叩きつけられ身の程を思い知らされて壊れていくのを観察するのが、私にとって最高の娯楽という訳ですね」


「特等席という訳か。中々に悪趣味な奴だな」


「そうですねぇ。我ながら相当なものだと思いますよ」


 うわぁ……



「普段は先程の様に弱々しく振舞い、都合の良い様に操っている訳か」


「ええ。実に扱い易くて助かっています」


「周りにとっては迷惑な話だな」


「そうですねぇ。ただ、非常に鬱陶しい以外には害の無い様に気を付けてはいますので」


「ふむ。十分に上げる前に落とされては困るという事か」


「それも有りますねぇ。ですが必要以上の迷惑をかけたくはないというのも本心ですよ」


 ん?


 ……あぁ、犯罪になる様な事をしてたら警備の人達に捕まっちゃうからか。

 コレットさん達ほどじゃないとはいえ、衛兵さん達も普通のプレイヤーに比べたら十分過ぎるくらいに強いみたいだからなぁ。



「今日ここに連れてきたのは、もう十分だと判断したという訳かな?」


「ひとまずは。予定とは少し異なりましたが、あれはあれで実に面白かったので、満点とは行かずとも合格点ですね」


 ……パーティーの人達、完全におもちゃ扱いだな。

 本人達にも悪い所は十分に有るみたいだけど、流石にちょっと同情するぞ。


 まぁ多分、直接会ったらあんまりそう思えないタイプの人達なんだろうけど。



「本来突き付けて頂きたかった事に関しては、後日役所で思い知らせて頂こうかと思います」


「あまり面倒を持ち込んで欲しくは無いのだがな。ま、仕方あるまい」


 あぁ、淡々と事務的に正論で叩きのめしてもらうのか。


 もし納得出来ずに暴れ出したとしても、あそこじゃ一瞬で取り押さえられて終わりだろうしなぁ。

 警備の人達だけじゃなくて、受付の事務員さん達でさえ一般人に比べれば十分に強いみたいだしね。



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