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VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


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1587/3902

1587:配下として働こう。

「さて、それじゃそろそろ元に……って、なんだなんだ?」


 マツリさんがシェラの背中から降りようとした瞬間に、何やらガッという音と微妙な振動が。


「あ、うちの子戻って来た。がんばれー」


 あ、なんか箱の端ににゃんこのおててが見える。

 ういろうちゃん、飛び乗ろうとして失敗しちゃったのか?



 よじよじ登ってきて、「どうかしたのかな?」みたいなおすまし顔してるけどさ。

 多分誤魔化せないと思うよ。


 まぁ可愛いから大丈夫だな。うん。



「ん? いや待て待てぅっ」


 ……マツリさん、ぽてぽて寄って来たういろうちゃんとシェラの間に挟まれてる。

 潰れたりしない様に上手に調整してるらしく、もふもふの隙間から「おぉ……」って声が。


 これ、ここで「いいなー」とか言ったら次の犠牲者になりそうだな。

 まぁ気持ち良さそうだから、それはそれで良い気もするけど。



「っと」


 あ、上から出てきた。

 下半身はまだ挟まれたままだけど。


「ありがたいけど、いい加減木箱返してやらないとな」


「あ、そうですね」


 そういえばここ、人の持ち物の上だったな。

 私たちがさっさと撤収しないと、持ち主が片付けられないよ。



「いや、ねこさんのやる事に文句言う気は無いけど」


「そういうのはいいから。逃げさせろ」


 ……持ち主さん、猫大好きだったか。

 まぁこっちもいつまでもこうしてる訳にはいかないんだから、戻らせてもらうけどね。



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