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VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


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1582/3902

1582:無事に帰投しよう。

「おっ」


 ん?

 あぁ、シェラがロシェさんを抱えたまま端に寄って行ったのか。


 場所は十分に有ると思うけど広いに越した事は無いし、私も隅っこに移動しよう。

 まぁ飛んでるから隅も何も無いんだけど。



 飛行機の向きの関係で横向きに飛んでるカトリーヌさんが、ゆっくり降りてきて着陸寸前に更に減速していく。

 多少手荒く扱ったとしても怪我をしたりはしないとはいえ、やっぱり静かに着地した方が良いもんね。


 コトリと飛行機を接地させて、羽に手をかけてから前進する事で挟まれていた機首をズルリと抜いていく。

 あんなペットボトルよりも太そうな物が収まるって、本当どうなってるんだあの人は。



 ……まぁそんな事は良いとして、幸い機体は無事だったみたいだな。

 圧力に負けてカバーが外れたりもしてないし。


 さて、カトリーヌさんに任せても良いけど縮めたのは私だし、声をかけに行っておくか。


 とりあえずカバーを外し…… 若干しっとりして温いな……


「えーと…… 大丈夫ですかー?」


「あー、うん、大丈夫だけどさ……」


 当たり前かもしれないけど、流石に疲れた顔してるな。

 ただでさえ高速で飛び回って消耗した後にアレだもんなぁ。



「申し訳ありません。目測を誤りましたわ」


「ギシギシ軋んでて、マジで怖かったぞ……」


 あ、やっぱりギリギリだったんだ。


「つーかね」


 ん?


「こっちを吸い寄せる何かを出してる事を自覚してくれ…… 同性とはいえそんなとこに縋り付いてたら色々とヤバいだろ……」


「あー……」


「反省しております」


 そういえばそれも有ったか。

 密閉されてるからまだマシだっただろうけど、ついふらふらくっつきに行っちゃう様な相手に全方位を包まれてたんだもんなぁ……




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