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VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


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1571/3902

1571:少しくらいはお手伝いしよう。

「それじゃ準備……の前に」


「ん?」


「接触は無しで頼むよ」


「あぁうん、そっちが一方的に不利だもんね」


「いや、そういう問題じゃないだろ。競輪じゃないんだからさ」


 まぁ確かに、並走してる状況でちょっとぶつかったくらいなら、【妖精】側はおっとっとってくらいな感じだろうね。

 噴射してる火に触っちゃったとしても、魔法攻撃だからノーダメージだし。


 逆に飛行機の側は、進路やバランスが乱れてえらい事になりそうだからなぁ。

 しかもその急拵えの機体だと、ぶつかっただけでどこかが故障……どころかぶつかり方次第では最悪バラバラになりかねないし。


 ……というか競輪ってぶつかり合うんだ。

 かなり凄いスピードで走ってる上に生身でやってるのに、凄い度胸だなぁ。



「このくらいで良いかな?」


 ん?


「あぁ、そんなもんだろ」


 アヴィさんが積み上げた木箱をぽんぽんしてるのは、縮んだり乗り込んだりするための台にって事か。

 一番上に平らな板が置かれて、その上にカトリーヌさんが飛行機を運んで行った。


 いや、なんでずっと担いでたんだ、あの人は。

 降ろしてたら普通にテツさんが置いただろうに。




 さて、それじゃ私の出番かな。

 またカトリーヌさんに任せても良いんだけど、あっちは離着陸の補助をするんだから私も少しは手伝わないとね。


「それじゃ、ここに顔を乗せてくれますか?」


「はいよ」


 台の上からマツリさんを呼んで、動きが止まったのを確認してから額にそっと手を添える。


「私が出来れば良いんだけどねぇ」


「そこは仕方ないですね。まぁやってればすぐに覚えられますから、それまでは気にせずに任せてくれれば良いですよ」


 ロシェさんはまだ【妖精】になったばかりなんだから、使える魔法が少ないのは当然の事だしね。

 出来ない事は出来る人がやれば良いのだ。


 ……まぁやりたくなくなる様な言い方をする人相手だったら、話は別かもしれないけどね?



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― 新着の感想 ―
[一言] 物理的な接触だと、自分と同じサイズくらいの模型飛行機にぶつかってこられるって普通の人でも痛い思いをする状況だろうし、ましてや妖精の物理防御だとこれだけで死に戻りしかねない気が? 魔法防御訓…
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