1567:手早い仕事を見せてもらおう。
あ、呆れた顔のマツリさんも帰って来た。
まぁあんな無駄に元気よく入ってきて事故を起こしてるんだから、何やってんだって顔にもなるよね。
それにしても、二人とも戻って来るの結構遅かったな。
復活地点でお仕置きタイムが始まってたんだろうか。
いや、でも途中で動ける様になって仕返ししてたよね。
まぁその辺はなんでも良いか。
別に急いでまっすぐ帰ってこなきゃいけない訳でもないんだし。
「いやー、元気だねぇ」
「良い事なんですけど、行き過ぎもどうかと思いますね」
そのせいで吹っ飛ばされてる人も居る事だし。
「過ぎたるはって言うもんね。で……っと」
「ん?」
何か言おうとしてたロシェさんが、言葉を切って私の後ろに視線をやった。
後ろで何か有ったかな?
あ、さっきの飛行機の人達が手を振ってる。
もしかして、もう出来たんだろうか。
「呼んでるみたいだし、行ってみますか」
「だね。分業とはいえ、えらく早いなぁ」
やっぱりそう思うよね。
こっちも色々やってたから多少の時間は有ったけど、こっちと違って色々仕込まないといけないはずなんだけど。
「おう。何度も呼びつけてすまんな」
「いえいえ」
もう一度来る事にはなってたんだし、別に何も悪くは無いと思う。
というか別に私は偉くもなんともないんだから、そんなかしこまる相手でもないし。
「とりあえず、最低限の物は出来たぞ」
「おー…… 本当に最低限だねぇ」
……うん、本当に大丈夫かって言いたくなる見た目だね。
ちゃんと操縦席も噴射装置も可動式の羽も付いてるから、一応飛ぶのには問題無いんだろうけどさ。
「これ強度とか大丈夫なの?」
あ、直接訊いた。
「舐めんな。流石にそこんとこをクリアせずに出来たとは言わねぇよ」
「そりゃそうか」
まぁ確かに。
流石に本職じゃないだろうけど、作る側としてのプライドとかそういうのが有るだろうしね。
「何かにぶつかったら別だけどな」
……なんか小さい声でボソッと付け足したな。
流石にそこまでカバーするのは無理だったか。




