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VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


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1522/3903

1522:負担は分かち合おう。

「はいはい、場所開けてー」


 あ、よく見る人達が準備してくれてる。

 まぁ流れ弾とかでの被害が出ない様に、(わたしたち)が浮くスペースを確保するだけだけど。



 いつも通りの挨拶をお姉ちゃんが済ませて、ターゲットの私たちは所定の場所へ……


「おーいユッキーやーい」


「ん?」


 向かおうと思ったら、なんかエリちゃんに呼ばれた。

 別に良いんだけど、その気の抜ける呼び方はなんなんだ。



「始める前にこっちも始められる様にした方が、無駄が無いんじゃないかなー」


「こっち? ……あー」


 用意されたテーブルの上にラキが飛び降りて、アヤメさんに向かってかかってこいやーって感じでパンチを放ってるな。

 アヤメさんと一緒に訓練するの、結構気に入ったんだろうか。


 まぁラキにとっては、訓練っていうか遊んでるだけなのかもしれないけど。



「はいはい、解った解った」


「あ、やってあげるんだ」


「まぁ実際、こっちとしても良い訓練にはなるしな……」


 うん、それはそうかもしれない。

 なんせラキちゃん、サイズさえ同じならどうしようもないレベルの相手だし。


 まぁコレットさんはそんなパワーの持ち主を縮んだ状態で上手に捌いちゃうんだから、普通にどうしようもないんだけど。



「では白雪さん、今回も私にお任せを」


「あ、うん。お願い」


 そこまでの負担じゃないとはいえ、私はアリア様たちの維持コストを抱えたままだしね。

 分担出来るならそうした方が良いだろう。


 【妖精魔法】の経験値を得る機会ではあるんだけど、それこそ独り占めするのもどうかと思うし。

 いや、別にそれは蜜採ったり水出したりすれば良いだけなんだけど。


「あぁ、カトリーヌも使える様になったんだな。まぁ当然か」


 アヤメさん、一人で納得して「頼むよ」と机に頭を近づけてる。

 実際、カトリーヌさんの方が【妖精】を始めるのが遅かったって言っても大した差じゃないしね。

 習得ペースが速過ぎるから、気付いたら魔法がどんどん増えてるんだよなぁ。




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