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VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


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1521/3902

1521:自業自得と告げよう。

「うえー、怖いのが居るなぁ……」


「あれ、知り合いなんですか?」


「まぁ一応……?」


 ロシェさんが露骨に嫌そうな顔になってる。

 いや、まぁ気持ちは解らなくもないけど少しは隠そうよ。



「あいつ酷いんだよー」


「何か有ったんですか?」


「前に一度、食堂で逆さ吊りにされてさぁ」


「……なんでそんな事に」


「いやー、所持金以上に負けちゃってね。逃げようとしたら足首にスルっと鞭が」


「それ悪いの十割がたロシェさんなんじゃないですかね」


「やっぱり?」


 ちょっと過激ではあるかもしれないけど、いくら相手がむつみさんでも逃げようとしなきゃそこまではされなかったでしょうに。

 というかそれ以前に、マイナスまで行くような勝負をするんじゃありません。



「……思った以上にダメな奴なのか?」


「否定は出来ない」


 えぇ……って顔のアヤメさんに訊かれたので、本人の前だけど素直に答えておく。


「あっはっは」


 またまたーって肩をポンポンされたけど、撤回はしないというか出来ないぞ。

 今聞いた話だけでも十分過ぎるくらいダメだからね。



「のぉぅっ!?」


「おい、こっちに投げんじゃねーよ。危ねーだろ」


 なんて事を話してたら、お兄さんがまた吹っ飛ばされて鬼のおじさんにキャッチされてる。

 やっぱり鞭を巻き付けてぶん投げてたんだな。


 一応両手を使ってはいたけど、むつみさんの腕力どうなってるんだ。

 狐ってたしか魔法寄りの種族でしょうに。


 まぁよく見てはいなかったから、実は何か魔法で補助してたのかもしれないけど。

 自分に意味が無いから忘れがちだけど、単純に体を強化する魔法とかも有るしね。



 というかおじさん、文句言ってるけど投げてくるのは予想してたっぽいな。

 普通に受け止めて降ろしてたし、むつみさんも狙ってたみたいな顔してるし。


 いや、まぁあの人の表情も大分判り辛いんだけどね。




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