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VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


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1520/3905

1520:まとめて清算しよう。

「では後ほど」


「あぁ、頼むよ」


 あれ?

 なんかレティさんが別行動するらしいけど、どうした……ってあぁ、なるほど。


「換金がまだだったからな」


 一瞬浮かんだ疑問符を目ざとく察したアヤメさんが、一言で説明してくれた。

 うん、帰ってきてまっすぐ合流しに来てたもんね。


 というか今までもたまに済ませてなかった気がするけど……

 まぁメンバーが固定のパーティーなんだから、別に毎回やらなくても大丈夫なのか。




「お邪魔しまーすぉぅっ!?」


「おほぅ」


 ……訓練場のドアを開けて入っていったお姉ちゃんが、何かに驚いて素早いバックステップを披露した。

 すぐ後ろに居たエリちゃんが尻尾(もふもふ)の餌食になって、ラッキーって顔してるぞ。


「どしたん?」


「いや、ちょうど人が飛んで来てて…… 下がらなくても当たらなかったっぽいけど」


「あー、本当だねぇ」


 ……どういう状況だと言いたいところだけど、訓練場だしなぁ。

 私もドアをくぐって横を見てみると、軽装のお兄さんが壁際にひっくり返ってた。



「ごめんよー。大丈夫だった?」


「はい。と言いますか、そちらが大丈夫じゃない様に見えるんですが」


 ひっくり返ったままの状態で、えらく軽いノリでお姉ちゃんに謝って来た。

 まぁ今の、別にお兄さんは悪くないよね。

 タイミングの問題だし、別に狙って入り口の近くに吹っ飛んだ訳じゃないだろうし。


「いやいや。このくらい全然問題無いさ」


 言葉通りに軽やかに立ち上がり、ひらひらと手を振って訓練相手の所へ戻……

 吹っ飛ばしたの、三三三三三三(むつみ)さんかぁ……


 あの人に吹っ飛ばされるって、足首に鞭を巻き付けられてぶん回されたりでもしたんだろうか。

 あ、こっち見て手振ってる。返事しとこ。




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