1513:異物を混入してみよう。
「まぁやってみるけどさ」
「あ、やるんだ」
結構付き合い良いな、ロシェさん。
中身がスッカスカだから、気泡の間の膜を食べて行く感じになるのかな。
それでもサイズがサイズだから、十分過ぎるくらいの量は有りそうだけど。
「せっかく作ってくれたんだし、もったいないからね」
まぁそれは確かに。
別に味自体は悪くないみたいだから、なんだこれってなる事以外は普通のお菓子だしね。
「ほい、出来たでー」
お、ワッフルが焼きあがったらしい。
まぁ私達にはあんまり関係無い……事もないか。
一応カステラの生地とも違う訳だし。大体同じ気はするけど。
「はいよ。で、いくらなんだ?」
「朝と同じでええよー。これイレギュラーやからねぇ」
二種類だし量も多い気がするけど、元は……これで取る気が無いのか。
ロシェさんが来たから仕方なく焼いてるっぽいし。
「……なんか入ってるんだけど」
……なんでワッフルの中にタコモドキが。
生地がまるっきり違うんだし、どう考えても合わないでしょ。多分だけど。
「ちょいと試しにやってみた。変な事しとんのはそれ1個だけやから、他のは大丈夫やで」
「なんで試すかね…… まぁミヤコにでも食わせとくか」
「聞こえてるからね?」
うん、まぁ仕方ないね。
そういうのはあの中じゃお姉ちゃんが担当になるよね。
「ほい、妖精さんの分」
……なんで【妖精】サイズのワッフル型なんて用意してあるんだ。
せっかくロシェさん用に生地を用意するならって事なのか?
なんだかんだでそのロシェさんもこっち側のサイズになってるから、丁度良いと言えば丁度良いんだろうけど。
というかこんな小さいの、火加減とか凄く難しいだろうによく上手に焼けるな……
この人、実は本気で料理したら凄いんじゃなかろうか。




