1500:意図を確認してみよう。
「……とりあえず、そのままじゃ危ないから固定しますね?」
「うむ!」
冗談だとか言って離れるつもりが無いみたいなので、落ちない様に魔力で包んで固定しておく。
……だからなるべく密着状態で固定されようとしないでくれませんかね。
まぁ気にしててもしょうがないので、さっさと机に降りるとしよう。
「離れたよー」
「ありがと…… って言うか、なんで私なんですかね……」
いやー、正直訊くまでも無いんじゃないかなって私でも思うんだよね。
「ミヤコでは少々危険が有り、レティはこの程度では動じてくれなさそうなのでな」
「ですよね……」
あ、自分でも大体解ってたらしい。
実際三人の中でこういうイタズラしようと思ったら、消去法でアヤメさん一択になっちゃうよね。
お姉ちゃんは「危なくないもん」みたいな顔してもダメだぞ。
びっくりして振り落としたり潰したりするのが目に見えてるからね。
机の芝生……代わりの布の上に降りて、魔力の拘束を解いて、と。
「……降りてもらえます?」
「むう」
いや、むうじゃないんですよ。
言いつつも素直に降りてくれるから良いけどさ。
「ちょっと良いですか?」
「む?」
おや、ロシェさんが何やら訊きに来たぞ?
「アリア様って、脚が好きなんですか……?」
……またストレートに訊くもんだな。
まぁ自分も初対面からくっつかれてたし、気になったんだろうけど。
「否定するわけではないが、そういう訳では無いぞ」
「はい?」
微妙に解り辛い回答だな。
続くんだろうけど、そこだけ聞いたら普通に否定してるよね。
「脚だけではなく、【妖精】の全てを愛しているのだ」
「……そですかー」
「待ってロシェさん。私だけ置いて引いて行かないで」
というか大好きなのは元から解ってるし、さっきも言ってたでしょうに。
「脚や足に寄りがちなのは、ギリギリで冗談やただのスキンシップで済ませられるラインを、という事だな」
「あぁ、そういう……」
性的な意味に寄り過ぎない様にって事だったんだな。
いや、さっきの太ももスリスリは大分ギリギリだった気もするけど。
「うむ。流石の白雪とて、その中やその中に入れてくれなどと言えば、拒否もしようし離れもするだろう?」
「そりゃそうですよ……」
胸の辺りや腰の辺りを指しつつ言われたら、当然同意せざるを得ない。
いくら同性とはいえ、そういうのはちょっとねぇ。
いや、召喚獣には散々好き放題されてる気はするけど……
まぁうん、あれは介護みたいなもんだから。別枠別枠。




