1497:担当させられよう。
「おっ、おかえりー」
庭園に入って早々に、南口近くの雑草をむしってたエリちゃんに迎えられた。
「ただいまー。お仕事中かな?」
「んー、兼暇潰し?」
あぁ、手が空いちゃったからなんかやっとこうかって感じか。
「お揃いって事はご飯の時間かな?」
「そうだね。エリちゃんも」
「行くー」
そんな食い気味に返事しなくても。
「からパパっと片付けてくるねー」
「あ、うん」
「忙しない奴だな……」
そんな走って帰って行かなくても。
ゴミを捨てたり作業着から着替えたりとあるだろうけど、別に急かしはしないんだしさ。
「おーい」
「ん?」
とか思ってたら、反対側のベンチに座ってるおじさんに声をかけられた。
あんまり見覚えの無い人だけど、こっち見て手を振ってるし勘違いではないよね。
「暇してんだからあんたが確認してきなって、女房に押し付けられちまったんだけどよぅ」
「あ、今日の『集会』ですか?」
「おう、それそれ」
代表して近づいたお姉ちゃんが口を開く前に、手早く用件を告げるおじさん。
……尻に敷かれてるんだろうか。
「これからご飯を食べに行って、その後にといった所ですね。ね?」
「あ、うん」
言った後に確認されたけど、何も間違いは無いので頷いておこう。
「そうかそうか。ありがとさん」
「お手数かけます」
「こっちが好きでやってる事だからな」
用事はそれだけだったらしく、気にすんなと手をひらひら振って立ち去るおじさん。
……慣れてるのかもしれないけど、歩きながら掲示板に書き込むのは危ないと思うよ。




