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VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


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1487/3903

1487:実演しよう。

 ドアの下にストッパーを差し込んで、それでは失礼しますと頭を下げてお仕事に戻って行った。


 あ、手を貸してもらったんだから【妖精吐息】を使っておけば良かった。

 まぁもう遅いし、あんまり気にしないでおこう。



「さて、それじゃ早速結晶(あれ)の作り方なんですけど」


「うん」


「うっかり暴走させたりしたら周りごと消し飛ぶんで、出来るだけ気を付けてくださいね」


「……うん」


 こればっかりは魔力を薄めたら意味が無い以上、当たれば私達も耐えられないからなぁ。


 というか、ここだと周りが削り取られる事の方が問題なんだけど。

 やらかしたとしても庭の土までにしておかないと、後ですっごい叱られそうだし。



「で。まぁやる事は単純で、こうやって魔力を出して……」


「こう?」


「はい。で、ギューっと」


「……普通はそういう事、出来ないと思うなぁ」


「まぁ【妖精】ですしね」


 実演してみせたら至極真っ当な感覚のツッコミが飛んできた。

 出来るんだから仕方ないというか、普通とは真逆の位置に居そうな生き物だからしょうがないよね。



「反発が無くなるまで押し込んだら…… こんな感じにカチッと固まって出来上がりです」


「おー」


 ん、反発が無くなるって言い方は違うのか?

 まぁバネや風船みたいに押し返してこなくなるって事……なんでも良いか。

 言いたい事は伝わってると思うし。




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