1488:不要気味な警告もしておこう。
「出来たかな……? お、いけたいけたー」
「オッケーですね。で、消費した魔力をそこら辺の雑草から回収しては生産しての繰り返しです」
「なるほどねー。それじゃ、がんがん行ってみよー」
「はーい。あ、あと一応なんですけど」
「うん?」
「あの塀の上、何も無い様に見えて結界が張ってありますんで、通ろうとすると見えない壁にぶつかるんで気を付けてくださいね」
「へー。あー、確かに何か有る?っぽい?」
……うん、気を付けて見てみれば、ちゃんと感知できるんだよね。
私みたいなのがぶつからないで済む様に、もっと自己主張してほしいところだよ。
「っていうか、言われなくてもあんなとこ通らなくない?」
「最初にここに来た時、帰ろうと思ったらドアが閉まってたんで、あっちから出よーって飛んで行って顔面から突っ込んで死んだんですよね」
「なんかごめん」
「いえ」
微妙に恥ずかしい過去ではあるけど、別に馬鹿にされたわけでもないしね。
まぁ少しは気を付けなよって言われて当然だとは思うけど。
「まぁそれは置いといて、パパっとやっていきますか」
「おー」
「ですわ」
……ん? あぁ、ロシェさんの「おー」に繋がってるのか。
単体で言われると何かと思うじゃないか。
そういえば、今回は流れでぴーちゃん達もついてきてるけど、こっちが作業してる間はどうするつもりなんだろう。
……と思って後ろを見てみたら、なんかシェラが妙にダカダカと荒い動きで走り回ってる。
あ、もしかして草の残骸を土に混ぜてくれてるのかな?
よく見たらぴーちゃんも鉤爪で地面をにぎにぎしてるし、ういろうちゃんも前足でざかざかと地面をほじってるな。
……にゃんこがああやってるとなんだかおトイレの後みたいだけど、それは言わないでおこう。




