1484:予定のお話をしよう。
「ちょいっ」
「はい?」
なんだその…… 掛け声? 鳴き声?
「ちょいと良いかな」的な言い方では無かったぞ。
「次って何やんの?」
「あ」
そういえば言ってないんだっけ?
というか一緒に訓練する?って話で誘ったけど、やだって言われてたら結晶の作り方を教えないまま解散してたのか。
「役場の裏庭で、結晶の生産ですね」
「あー、そりゃ知っとかなきゃだね」
渡したのだけだとすぐに使い切っちゃうし、切らす度に私やカトリーヌさんを捕まえるのも手間だもんね。
回復するだけならその辺の草とかを吸えば出来なくもないけど、ある程度本数を吸わないと回復量が全然足りないし。
「裏庭なのは、人目を避ける為?」
「それも有りますけど、単純に材料……雑草が一杯有るんですよね」
「あぁ、荒れてるんだね」
有りますけどって言ったけど、他にも雑草で埋まってる土地は有るんだから、役場でやるのはそっちの理由がメインかな?
まぁその辺はどうでも良いんだけど。
「あ、あと一応除草作業のお仕事も兼ねてるんですけど……」
「けど?」
「お小遣い程度の報酬ですし、全部綺麗にしないとなんでまぁ無いに等しいですね」
「あー。まぁちょっと広いって言っても、普通ならそうかからないだろうしねぇ」
一番の理由は「放っといても困らない」からなんだけどね。
人が通る訳でもないし、歩く道は確保出来てるし。
というか、実は雑草処理ってもしかしたら【妖精】の方が向いてるのではなかろうか。
一本一本抜いて行くなら大きさの利点はあんまり無いし、こっちは触れるだけで根っこまで枯らせちゃうし。
普通に摘まんでむしろうとしたら、気を付けないと根本だけ残してちぎっちゃうからなぁ。
あとついでに抜いた分の処理も、ほぼ気にしなくて良いしね。




