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VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


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1482/3903

1482:違うおまけが付いてこよう。

「ぴぅ」


 ん、なんかちょっと不満げ?

 あー、煙が上に移動しただけであんまり薄くなってないからか。


 ……こうなりゃ力尽(ちからず)くだとばかりに、羽を広げて煙に突っ込んで行った。


 ぼふんぼふんといろんな方向から出入りして、少しずつ煙を散らしていってるな。

 うん、まぁそれが一番確実っぽいよね。



「まぁあっちはぴーちゃんに任せるとして…… ん、そういえばカトリーヌさんも取れたの?」


「はい、問題無く」


 うん。

 いつの間にやら葉巻を消火して片付けてたし、意味も無く半端な状況で止める人でもないだろうしね。



 ……ん?


 たしか、煙幕に入る時はまだ持ってたよね。

 で、出てきた時には持ってなかったと思う。


 ……もしかして、煙幕の中で魔力の煙(現物)を使って習得したんじゃあるまいな。

 いや、別に悪い訳ではないというか、もしかしたらそれが一番効率が良いって可能性も有るけどさ。




「おや?」


「ん?」


「どしたの?」


 確認の為にパネルを開いたカトリーヌさんが、疑問符を浮かべてる。


「どうやらこちらにもおまけが付いてきた様でして」


 あぁ、割と判定緩いん……


「……毒?」


 だなって思ったら違った。

 なんだ【薬毒吐息(メディカルブレス)】って。



「恐らくですが、葉の中に少々有害な物が混ざっていたのだと思いますわ」


「あー…… 一応ごめんって言っておくべきかな」


「いえいえ、大変美味しゅうございました」


「だから一応なんだよ」


 うん、まぁいくら相手がカトリーヌさんでも、毒を盛った形になっちゃってる事には違いないもんね。

 口ぶりからしてちょっとチクチクしたり気持ち悪くなったりする程度っぽいけど、それでもちゃんと気を付けておくべきだったんだろうな。


 完全に忘れてるけど、一応私は【鑑定】スキル持ってるんだし。

 全く鍛えてないとはいえ、その辺の草くらいなら問題無いだろう。



「っていうかこれ、名前に薬って入ってるし読みも薬っぽいけど……」


「実際は普通に毒なんだろうねぇ」


 うん、習得の経緯からしてもそっち寄りだよね。

 メディカルって名前に釣られて病人とか怪我人に吹いたら、えらい事になるやつだ。


「全ての薬は同時に毒でもあり、逆もまた然りという事ですわね」


「そこまで考えてるかなぁ……?」


「いや、そこはそういう事で良いでしょ」


 うん、まぁそうなんだけどさ。


 こちとら開発に嫌がらせとしか思えない仕様を押し付けられ続けてるからさ。

 信用なんて無いに等しいんだよ。


 まぁ逆方向への信頼感は有る気がするけど。

 こっちがやだなーって思う様な事は、大体やらかしてくるんだっていうダメなやつが。




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