1464:他の物も吐いてみよう。
「おっ」
「おわっ」
「あ、ごめん」
普通に声を出したつもりだったんだろうけど、思いっきり火を吹いちゃってる。
結構大きめにボワッと出してきたから、ちょっとびっくりしたぞ。
「……うん、取れてる取れてる」
あぁ、取得した恩恵で吹く時の感覚が変わったのか。
そういえば、私の時もちょっと火力が上がった感じがしたりしてたな。
「よーし、他のも試してみよっか」
「あー…… あの中だと、あと試せるのは氷のやつくらいですかね」
【魔力吐息】と【妖精吐息】はもう取れてるしね。
「そっちは氷を吐けば良いのかな?」
「あ、普通の水で大丈夫です。魔力を混ぜた水を吹いてれば、そのうち取れます……けど」
「けど?」
「取得したら口から出る時に氷として出るんで、吹き方に気を付けないと変な絵面になりそうなんですよね」
「あー、うん、にゅるーって感じ?」
「ですね。ばーっと吹いてれば、こんな感じで結構綺麗なんですけど」
「おー、なんか良いねぇ」
魔法で出した水を口に含んで、宙に向かって霧状の氷を吐き出して見せる。
ダイヤモンドダストみたいで綺麗だけど、これ口に含んでたものなんだよなぁって思うとちょっと……
「ところで他にも有ったと思うけど、そっちは何か問題が有るの?」
「あー…… 酸の方は…… うん、平たく言うと吐けば取れると思いますよ」
「……なるほどー」
うん、流石にあんまりやりたくはないよね。
あんまりというか普通に嫌だよね。




