1461:一部を除いて伝えよう。
「お、動いた」
む、あんまり意味の無い事を考えてるうちに進展が。
流すのに手間取ってた割に、そこから先は案外早かったな。
「他の物でやる時も大体同じ感じなんで、コツさえ掴めば後は数をこなすだけですね」
「最初の習得まではちょっとかかる?」
「んー、もしかしてもう取れてるんじゃないですか? スキルの枠が空いてれば、取得した瞬間に楽になりますけど」
「あ、それなら…… ほんとだ、【土魔法】と【錬金術】が有る」
うん、やっぱり。
基本操作に手間取ってるうちにも、地味に経験値が溜まっていってたんだろうな。
……ん?
なんかういろうちゃんの寝顔が若干笑顔寄りになってる気が……
お昼寝してる様にしか見えないけど、しっかりご主人様を見守ってるんだろうか。
いや、まぁ単にまったりしすぎて顔が緩んでるだけかもしれないけど。
ほけーってしてるにゃんこの顔って、大抵嬉しそうに見えるし。
とりあえずの習得が目的なので、次へ次へといろんな素材に魔力を流していく。
大抵の物は魔法で出せるから、用意に手間取らなくて済むから楽で良いよね。
「用意が容易…… ですわね」
……カトリーヌさん、人の思考を読んでしょうもない事を囁いてくるんじゃない。
あと頭良いんだから言うなら言うでもうちょっと捻りなさい。
「基本的な属性魔法はこれくらいかな?」
土と水と火と風と光と木と…… うん、私が覚えてるのはそれくらいだな。
【純魔法】はこの後の裏庭で覚えられるだろうし。
「切りますか?」
「要らないって言ってたでしょ」
腕を落とすジェスチャーをするんじゃない。
ロシェさん、訓練の度にそんなことしてんの……?って顔してるから。




